
VOCALOIDオリジナル曲の匿名投稿イベント『無色透名祭』で気になった曲についてコメントします。
続きを読む →『Open Air CINEMA / whoo』 所感記事です。
続きを読む →Adoさんのメジャーデビュー曲「うっせぇわ」が人気を博している。
歌詞については、作詞作曲担当のsyudouさんが制作したVOCALOIDオリジナル曲「ビターチョコデコレーション」と似たようなテーマであり、今作はそれをさらに過激な言葉で表現している。「ビターチョコデコレーション」はsyudouさんの出世作といっても差し支えなく、恐らく狙って似たテーマとしたのだろう。Adoさんのチンピラみたいなドスの効いた歌声(褒め言葉です)も非常に曲と合っている。
社会の抑圧に対する怒りや不満を他罰的に音楽にしているので、嫌いな人は嫌いだろうなと思う。私もあまり好んで聴きたい曲ではなかった。だがこの曲は人気で、歌詞に共感している人も多い。表には出せない、溜め込んでいる鬱憤を晴らすだけの力がこの曲にあるのだろう。
続きを読む →siraph SAKAGURA LIVE TOUR 感想記事です。
http://www.siraph.com/sakagura-live
■工事現場の女
小林オニキスさんが”クソ久しぶり”にボカロオリジナル曲を公開した。
クソ久しぶりに曲なんぞ作って公開してみました。
“クソ久しぶり”とは、前作「プレパラートデイズ」から約3年ぶりという意味である。もし6年ぶりだったら”クソクソ久しぶり”だったんだろうか。
歌詞や曲の聴きどころはオニキスさんのHPに書かれてあるので、そちらを参照されたほうがいいと思う。
ただ、変わらない軽快な文調の中ラストに切迫した思いが綴られていたので、もしやサスペンス劇場のように突如事件に巻き込まれるのではないか……と不安を掻き立てられるような、そんな気持ちがよぎった。
オニキスさんが語っていないことで特筆すべきなのは、イラストに初音ミクが描かれていることだ。
動画内に歌っているキャラクターが登場するのは近年のボカロ曲では珍しいほうであり、オニキスさん制作の動画に関して言えば「さよならアストロノーツ」以来、11年ぶりということになる。クソクソクソ以上の久しぶりだ。 ※
もし「工事現場の女」を初音ミクとするなら、”消し去ってしまいたいような出来事”も、”大切な記憶”も、”新しい未来”も、空耳に聞こえる何かも、すべてが深い深い意味を持つのではないだろうか。
マジカルミライに足繁く通うようなVOCALOIDファンであれば、きっと考察のしがいのある曲だろう。何せオニキスさんはその関係者と言っても過言ではない人なのだから。