この曲を振り返るきっかけになったのは、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の公開記念として投稿された藤本タツキと米津玄師の対談動画だった。両者ともインターネットの恩恵を多分に受けてきた世代であり、自然とニコニコ動画の話になった。そこで米津玄師があの頃の体験を「みんなで公園の砂場で遊んでるみたいな」と例えていたのを聞いて、そういえば『砂の惑星』をリリースしたときも似たようなことをコメントしていたな、と思ったのだった。
『砂の惑星』は2017年リリースで、今は8年後に当たる。『ハチ』としての最後のボカロ曲から、8年。なんだか、当時を振り返るにもちょうど良いタイミングだと思ったので、今更ながらこの作品について所感を書いてみることにする。
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