名取さな 2nd Live 『独ゼン者』所感記事です。
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『Hollow Knight: Silksong』所感
『砂の惑星』からハチ年
この曲を振り返るきっかけになったのは、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の公開記念として投稿された藤本タツキと米津玄師の対談動画だった。両者ともインターネットの恩恵を多分に受けてきた世代であり、自然とニコニコ動画の話になった。そこで米津玄師があの頃の体験を「みんなで公園の砂場で遊んでるみたいな」と例えていたのを聞いて、そういえば『砂の惑星』をリリースしたときも似たようなことをコメントしていたな、と思ったのだった。
『砂の惑星』は2017年リリースで、今は8年後に当たる。『ハチ』としての最後のボカロ曲から、8年。なんだか、当時を振り返るにもちょうど良いタイミングだと思ったので、今更ながらこの作品について所感を書いてみることにする。
続きを読む →ボカロの歌ってみたの蜜月関係は終わっていた
気がつくと、ボカロPは歌い手にボカロシーンを盛り上げてもらう必要はなくなり、歌い手もボカロ曲ばかりをカバーしなくなっていた。
私はもうボカロも歌ってみたも全然詳しくないので、的はずれな見解なのかもしれない。ただ、大局を見渡す限りはそのような印象を受ける。
続きを読む →『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』所感
インターネットが打ち砕いた、ささやかな「夢」

ゴールデンウィーク中の余暇を使って、最近話題のゲーム『都市伝説解体センター』をクリアした。
※本記事はゲーム内ネタバレを含みます
ゲーム自体への評価は今回書きたいメインの話ではないので簡単に記載するまでとする。クリア直後はそのインパクトの強さに大いに興奮したが、落ち着いて振り返るにつれて設定や展開の粗の多さが気になった。しかしなんだかんだ楽しめたほうだと思う。
ネット上の評判は概ね「ゲームをあまりやらない人ほど好評で、ゲームをよくやる人にとっては過大評価のように感じる」であり、SNSで絶賛されているよりは人を選ぶゲームだと思う。個人的には都市伝説やミステリーが好きな人向けというよりは、X(Twitter)や匿名掲示板のドブ川インターネットに慣れ親しんだ人向けのように思う。そのぐらい都市伝説は付随的要素であり、本質は現代社会への風刺にある。タイトル通りのものを期待するとトンカツが食べたかったのにカツカレーが出てきたような気分になるかもしれない。
続きを読む →「虚栄の市」に魅了された、ある愚者の記録
過激さを増すインターネットと向き合い続ける名取さなの、丁寧な「生存戦略」
さなのばくたん。 -王国からの招待状(インビテーション)- 所感記事です。
続きを読む →お誕生日を控えた名取さなのもとに、「さなちゃんねる王国」から一通の招待状が届く。
『さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse』 INTRODUCTION
いわく、今年は様々な世界線の名取を呼んで、楽しいお誕生日パーティーを開催するんだとか。
今年こそ平和なお誕生日イベントを……と思った矢先、やはり事件発生。
だが今年の名取さなは備えていた! 探偵名取、事件解決に向けて出動!
果たして名取さなは事件を解決し、平和なお誕生日会を過ごせるのか?
あまりに万能でずるい「少女性」への羨望
なぜウエスタンなのか、なぜテトラポットを登ったのか
aikoの『ボーイフレンド』のことである。
たまにあるじゃないですか、ちょっと昔の曲を聴きたくなるときとか。aikoも学生のころ流行ってたんでね、よく聴いてたんですよ。今なら歌だけじゃなくて音作りの方にも多少耳を向けるようになったりして色々新しい気付きを得たりするわけですよ。
で、このボーイフレンドという曲。もう曲名から「恋愛ソングだぞ!!!!」という意気込みが伝わってくるんですけど、この曲恋愛ソングとしてなんかちょっとズレてません??????
もうそれが気になってから毎日仕事中にボーイフレンドに脳内を支配されているんです。助けてくれ。

