初音ミク、今もつなぎ続ける「一人と一人」 失っていない「原点」
https://withnews.jp/article/f0200509000qq000000000000000W00g10201qq000021013A
心にじんわりとくる記事だった。こういったほんの一部の人に深く突き刺さる創作物というのが、初音ミクを通じたサブカルチャーの大きな魅力だ。
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心にじんわりとくる記事だった。こういったほんの一部の人に深く突き刺さる創作物というのが、初音ミクを通じたサブカルチャーの大きな魅力だ。
続きを読む →ヒトリエからのお知らせ
https://www.hitorie.jp/news/#505720
ヒトリエの中心的存在であるボーカル、wowakaさんが急逝した。
全国ツアー真っ只中の訃報であり、本当に急だったことが伺える。
誰もが驚き、悲嘆に暮れた。Twitterのトレンドにwowakaさんが表示され、niconicoのVOCALOIDランキング上位はwowakaさんの曲で埋め尽くされ、米津玄師はブログを書いた。
残念ながらヒトリエはあまり詳しくなく語れることがないのだが、wowakaさんに関しては09~11年のVOCALOID界隈を牽引した方として強く印象に残っている。高めのBPM、詰め込みの歌詞、人間にはキツめのキーを特徴とする所謂「ボカロっぽい曲」の礎となった方だ。それ故に数多のボカロPさんが影響を受けて「ボカロっぽい曲」が次々生み出され、コアなボカロリスナーが同じような曲ばっかりウケてツマンネと毒を吐き、当のwowakaさんが疲弊して長らくVOCALOIDと距離を置いた程度には影響力を持っていた。
その辺りの氏の心情は「アンノウン・マザーグース」の歌詞と、ナタリーのインタビューでほぼ吐露されているようなので、興味のある人は噛み砕いて読んでほしいと思う。
(一時代を築いた故の苦悩に関してはBMS界隈における削除さんと似たところがあるのかもしれない……)
アンノウン・マザーグースは初音ミク誕生10周年を機に作られた曲だったのだが、wowakaさんがまた何かのきっかけでVOCALOIDで曲を書いてくれる可能性は、これで完全に絶たれてしまった。これも悲しい。
こうやって意識の向こう側から訃報が飛んでくると、改めていつまでも生きている人などいないことを痛感させられる。この間も有名なYouTuberが若くして事故で亡くなったことは記憶に新しい。人間、結構簡単に死ぬ。
大切に思っている人には長生きして欲しいものだが、そう上手くはいかないのが人生だ。伝えたい思いは、心残りのないように、生きているうちに伝えておきたいと、そう胸に誓った。
YouTubeで音楽を聞くような人なら「high_note Music Lounge」を知っている人は多いと思う。自作のオケで有名所の邦楽をカバーしているのだが、タイトルであたかもオリジナル or公式かのような勘違いを狙っている、セピア調のサムネが目印の、アレだ。
アレを聴いた若い世代の人がアレをオリジナルだと思い込み、オリジナルをカバーだと勘違いするような事態に発展しているらしい。
「ヤコさんがかけてた”君知ら”って誰の歌ってみたですか?」って質問されて意味不明だったんだけど、YouTubeで2000万再生でトップに出るのがカバーな上に、”歌ってみた”とかの表記ないし公式がアップしてないから、YouTubeでしか聴いてない若い人はカバーが本家になってると知って衝撃を受けた。。
— ヤコー (@yako_FLPR3) 2018年7月19日
…歌ってみた扱いされているやなぎなぎさんが可哀想(元歌い手さんだけど)。
しかし原曲を知らなければそれがオリジナルかカバーかなんて分かりようがない。俺も夏祭りといえばWhiteberryしか思い浮かばない。ちなみにhigh_note Music Loungeは夏祭りもカバーしていた。あーもうめちゃくちゃだよ。
もう音楽をYouTubeで探す習性は止めようがないだろうから、昔の曲でも公式が積極的にYouTubeにアップしていくようにするしか対策はないのかもしれないっすね(スピッツみたいに)。
ニコニコ上でもボカロのオリジナル曲より再生数の多い歌ってみたが散見されるようになって久しいけど、こっちももはや”初音ミクの丸々~”とか”誰々Pのナニナニ~”とかじゃなくて”MFMFの~~”とか”そうくんの~~”みたいな扱いになっているのだろうか。
らしい。略してバ美肉。
要はVRを駆使して美少女キャラクターの肉体をおじさんが操り、YouTuber的な活動をするのが一ジャンルとして認知されつつあるらしい。いつの間にそんなことに…
halさんという仲良くさせてもらってる歌い手さんがいるのだが、彼もそんなおじさん(失礼)の一人であり、VirtualCastを使って受肉に成功後、カラオケ生放送で300人近く視聴者を集めていた。彼のウリはいわゆる「女声」だ。やはり美少女の身体を持つのなら声も美少女のほうがウケが良いようである。で、中身はおじさんなので視聴するおじさんたちのツボに合った曲を歌えるのだ。そりゃ強いはずだ。
そんなバ美肉、「お前もやってみて、どうぞ」などと言われてはいるのだが、どうも受肉に魅力を感じられない。あんな声出しているくせにかわいい女の子になりたい願望は乏しいのかもしれない。少なくとも今取り組んでいるアレやソレが済まないことには他のことに取り組む時間もないし、もうしばらく様子見といったところである。
でもこのおじさんが美少女を演じ、それが受け入れられている現象はすごく素敵やんと思ってます。生まれてきた性別に縛られることなく自己表現できる土壌が、今後広まっていくことを一人の変人として期待しております。