人は何かを選ばなければ生きてはいけない

AD:PIANO Ⅵ Punishment」でⅣ、Ⅴと続いてきた物語が完結した。このシリーズはずっと買い続けていたものの、物語には大して興味がわかず(正確には読み込むだけの余力がなく)曲だけ楽しんできたのだが、ここにきて購入者特典DLCが「2つの選択肢から1つを選び、物語のエンディングを決める」という内容であり頭を抱えた。こんなんちゃんと物語追ってないと決めらんないやん…………

ということで律儀に棚からシリーズ全部引っ張り出して読み進めましたよ物語。改めて見ると結構なボリュームあるんですねこれが。活字の物語小説を読むということを久しくしていなかったのもあり、入り込むのに結構時間がかかってしまった。年をとってしまったなあと実感せざるを得ない。

読み始めに登場するレインという少年が、また駄々こねてばかりの独りよがりなクソガキなんですね。影の少女のほうが気丈でかわいいしこっちルート選んだろ!って思ってました。最初は。

「わたしは選べない―」
選択する事から逃避した少女は闇の中をただ落ちていく。

かつて抱いた夢も、今を見据えることも
どちらも捨てられない少女は、
逃避の先でかつての自分を見て決断する。

AD:PIANO Ⅵ Punishment 特設サイト Introductionより

上記の通り、要は「夢を追うのか、置かれた現実を享受して生きるのか、どちらかを選ぶ」というものだ。
私がどちらを選んだか、なんてことは私をよく知っている人なら手に取るように分かるだろうから、ここではあえて答えない。
私はきちんとストーリーを加味した上で自分自身の生き方も兼ねて選択したが、そんなん別に求めてないし好きな作曲者さんの音楽の方選んだろ!って人ももちろんいるだろうし、物語にどこまで時間を割くのかもまた一種の「選択」なのだろう。
しかしこうやって他人の干渉しない選択はわりとすんなりできるのに、こと現実世界になるとどうして悩んでばかりなのだろうか……。

人生は選択の連続である、とはシェイクスピアの言葉らしい。
自分の人生は、自分の選択次第でいくらでも変えられる、なんてことを意識高い(系の)人は説く。しかし情報の溢れる現代においては、赤の他人の人生を簡単に観測できてしまう。彼らのキラキラ輝く姿を見て、それでも月並みの生活を選び続けることができるだろうか?あるいは彼らの天性の才能、天性のキャラクターに打ちひしがれて、それでも夢を追い続けられるだろうか?
まあ時間の都合上、嫌でも選んでいかないといけないんだけれども。そうやって凡そ大半の人は声の大きい者に従って生きていくのだ。


AD:PIANO Ⅳ~ⅥのCD振り返ってED見てしまったけど1つだけ冊子になっている「Inside of monochorome」ってやつにも物語載ってたやん!しかもこれ最初に見ておいたほうが良かったやつやん!いや~やられた……
今から物語追っていく人はちゃんと買っておこうな……


 


で、そこでPCに向かってカタカタ文字を連ねているそこのお前は、いったいいつになったら「決断」するんですかね?