Web小説や漫画、それに付随するコンテンツ群には「ざまぁ系」と呼ばれるジャンルがある。自己中心的な振る舞いをするキャラクターが不幸な目に遭ったりだとか、王子とか貴族みたいな位の高いキャラクターが失脚したりだとか、だいたいそういう物語が当てはまるらしい。人の不幸をテーマにしたコンテンツが流行ることに否定的な意見はあるし、私も好んで読んだりはしないが、創作の中でやるのであれば好きにすれば良いと思う。そういう負の感情を昇華する手段として創作活動をするのは、すごく健全だと思うので。
ところが、そういった「ざまぁ」という態度を現実に存在する人間に向けて放つ人もいる。例えば芸能人にスキャンダルが発覚したりだとか、政治家が選挙で落選したりだとか、スポーツ選手が見るも無惨な成績を残したりした時に起こりやすい。まあ私自身もそんなに出来た人間ではないので、そういった出来事が起きた時の狂騒をお祭り的に楽しんだりしないわけでもないが、じゃあそのお祭りに乗じて、知り合いも見ているであろうSNSに「あいつが負けて嬉しい!」みたいなことを書き込むかというと、別にそこまで入れ込んではいない。
人は誰しも、反りの合わない人や組織に対して嫌悪する感情を抱えているものだろうと思っている。しかし、それを公開アカウントでストレートに発露してしまうというのは、何か相当な憎しみを持っていないとやらないような気がするのだが、そんな知り合いでもなんでもない他人をどうしてそこまで憎んでしまうんだろう。それは憎しみが憎しみを増幅させているフェーズにないか?と思ってしまう。
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