インターネットの存在だけでない自分

「歌ってみた」を続けて11年が経過した。好きでやっていることであり、ほっといても続けているに違いないが、コメントやハートで反応を貰えるのはやはり嬉しい。ありがとうございます。

当たり前だが、インターネットの「Jenga」や「桧木」が活動を続けられているのは、中の人が生きているからだ。個人サイトが隆盛し、無料掲示板やチャットが賑わっていた頃から何かしら発信し続けてきた自分が、今更何も発信しなくなるなんてことは生きている限りきっとないのだろう。

「生きている限り」。

今は「生きていける気がしない」という底のない絶望に直面している。この反り立つ壁から逃げて逃げて、なんとか自分を慰めながらここまで生きてきたというのに、結局追い詰められてしまいこの記事を書いている。慣れ親しんだインターネットに答えはなく、「仕事やめようぜ!」「転職しようぜ!」「フリーランスはどう?Webライターで月XX万円稼げる!」「まあまあまずは休職したら?診断書のもらい方はコチラ!!」などとはした金欲しさに煽り立ててくる。

敷かれたレールの上を進む惰性は失われ、かといって自分だけの道を切り拓くだけの勇気もなく、ただただ「壁」の前で立ち尽くしている。