4年ぶりのサークル参加、5年ぶりのリアルイベント参加でした。
お越しいただいた皆さん、CDを購入していただいた皆さん、ありがとうございました!
今回は新譜『陰り』を引っ提げてM3に臨みました。
設営完了です🐐#M3秋2024 pic.twitter.com/JKrZFk6drI
— ひのきのとう@M3秋 C-13a (@HinokiJ) October 27, 2024
5年前と違って今回はワンオペだったので、まず無事に設営ができて無事に終えられるのかが不安だったので、そこを乗り越えられて一安心しています。
新譜の仄暗いイメージに引っ張られて落ち着いた色調の敷き布を選んだんですが、今見ると華なさ過ぎでしたね……
『シリウス』を書き下ろしていただいたaonさんをはじめ、お知り合いの方や長年聴いてくださっているフォロワーさん、4年前のWeb参加をきっかけに訪れていただいた方、ボーカル参加したBMSきっかけで訪れていただいた方、などなど様々な方とお話することができました。なかなか表に出ない人間なので、こうやってリアルの場でコミュニケーションを取れただけでも嬉しかったです。
私自身、M3に毎回通ってはCDを買い漁る側なので、近年同人音楽のクオリティが右肩上がりであることは感覚的に感じとっていました。特にVTuber文化の隆盛で、ボーカルさんがセルフプロモーションを担って作編曲・ミキシング・イラスト等を分業体制にするサークルさんが目に付くようになりました(まあ私もその一種なんですが……)。そういったサークルさんの作品はそれを生業とする覚悟で活動している方々で構成されているので、もう普段の活動量やら持ち合わせているセンスやら技術やらの水準の高さはもちろん、何より「聴いてもらいたい、必要とされたい」という気持ちの強さが段違いだな、というのは強く感じていました。
消費者としてはクオリティが上がっていくのは嬉しいことなんですけど、いざ作る側に回るとそこまで頑張りきれないな、厳しいな、と。これはもう「覚悟」の差としか言いようがないです。これで私が作編曲のようなテクニカルな活動でもしていればまだ訴求力があるんでしょうけど、それもないのでね。
この、自分の中ですべてが衰退していく感覚を新譜の『陰り』というタイトルに込めたんですけど、その話はまたどこかでまとめて書きたいと思います。
まあでも、総じて今は穏やかな気持ちです。作りたいものを作る時間と金銭的余裕があって、それをお金を出してまで欲しいと思ってくれる人がいて、ありがたいなと思う自分がいる。それ以上を望むことなんてできないです。
この先の身の振り方をどうしていくか、今後ゆっくり考えたいと思います。
新譜、BOOTHでも販売してます。買ってくれ~~~